まもなく冬至 12月上旬頃は最も早い「日の入り」 最も遅い「日の出」は?
今日11日の朝、東京都内は雲の間から日の出。今年の冬至は12月21日。一年のうちで最も昼が短くなる日です。最も早い日の入りは今の時期ですが、最も遅い日の出はもう少し先に。
太平洋側は日差し 日本海側は雪や雨
今日11日の朝、東京都内は雲が多く、朝の冷え込みは少し緩みました。東京の日の出は午前6時40分。東京都豊島区のサンシャイン60からは、日の出から少し遅れて、雲の間からゆっくり太陽が顔を出しました。 このあとも、太平洋側は晴れたり曇ったりの天気。関東は雲が多めですが、日差しが届くでしょう。山沿いなど一部では、雨や雪が降りそうです。一方、日本海側は、北海道や東北で雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。北陸は断続的に雨や雷雨となり、近畿北部や山陰も昼頃から雨の範囲が広がりそうです。
21日は冬至
12月21日は二十四節気の「冬至」。一年の中で昼間の時間が一番短い日です。ただ、日の出が最も遅い日は冬至の半月ほど後、日の入りが最も早い日は冬至の半月ほど前になります。東京だと、日の出が最も遅いのは1月上旬頃。日の入りが最も早いのは12月上旬頃です。なぜ、そのような違いがあるのでしょうか。 昼間の長さは太陽の高さで決まり、冬至の日に最も低くなります。日の出・日の入りの早さ・遅さを決めているもうひとつの要因は、太陽の動き方です。太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているため、太陽は季節によって動く速度が違うためです。 日差しの届く時間が短くなることで、朝晩の寒さがこれまで以上に体にこたえます。特に晴れる日は底冷えとなるため、足元からしっかりと温めてください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子