不倫で不信任決議、「大義はない」 議会解散の大阪・岸和田市長が記者会見
女性との不倫関係をめぐる問題で大阪府岸和田市議会から不信任決議を受けた永野耕平市長(46)は24日、市議会を解散した。この日午後、同市内で会見した永野氏は「不信任決議に大義はない。まず議会を解散して市民に信を問うしかない」と述べた。 【ひと目でわかる】女性トラブル発覚後の岸和田市長をめぐる動き 市議会では20日、「市長は説明責任を果たすことはなく、市政運営を任せることはできない」として永野氏に対する不信任決議案が提出され、賛成20、反対4の賛成多数で可決された。 永野氏は議会を解散した上で、自身も辞職し、市長選・市議選のダブル選に踏み切ることも視野に入れていたが、まずは議会の解散を選択した。 永野氏は、女性から性的関係を巡って損害賠償請求訴訟を起こされ、解決金を支払うことで和解していたことが11月に明らかになり、その後この女性と不倫関係にあったことを認めた。 永野氏は所属していた地域政党「大阪維新の会」を離党する一方、市長職については続投を表明。20日の市議会で不信任決議案が可決され、10日以内に失職または辞職、議会を解散するかのいずれかの判断を迫られていた。