【インド】印の本年度成長率6.5%に下方修正、ア開銀
アジア開発銀行(ADB)は11日、アジア・太平洋地域の経済見通しを発表し、インドについては2024/25年度(24年4月~25年3月)の国内総生産(GDP)成長率予想を前回9月予想の7.0%から6.5%に引き下げた。民間投資と住宅需要の伸びが予想を下回ったためと説明した。25/26年度の成長率見通しも0.2ポイント引き下げ、7.0%とした。 ADBは最新の報告書で、「(トランプ新政権による)米国の政策変更で、来年以降、中国の成長が鈍化し、その影響がアジア・太平洋地域の経済にも及ぶ可能性がある」と指摘した。 アジアの新興国全体の24年の経済成長率は4.9%になる見通し。前回予想から0.1ポイント下方修正した。25年の成長率も0.1ポイント引き下げ、4.8%とした。 地域別で南アジアは24年が5.9%、25年が6.3%と予想した。それぞれ前回予想から0.4ポイント、0.2ポイント引き下げた。南アジアにはインドのほか、アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカが含まれる。