NBA年齢調査…平均年齢が最高・最低の上位3球団をリストアップ
■平均年齢が低い球団 トップ3
1位:ポートランド・トレイルブレイザーズ 平均年齢:23.9歳 リーグで最もロスターがフレッシュな球団は、ナイキのお膝元を本拠地とするブレイザーズだった。 成績こそウェスタンカンファレンス14位と振るわないが、長年主力を務めてきたリラードとユスフ・ヌルキッチが抜けた1年目であることを考慮すれば、目をつぶれる。何より、24歳のアンファニー・サイモンズに次のフランチャイズの宿命を託し、センターを25歳のディアンドレ・エイトンに置き換えたことで、再建の基盤を整えることに成功した。 また、シェイドン・シャープも高校時代に全米1位の評価を得たポテンシャルを開花させはじめ、今季のドラフト2位指名のスクート・ヘンダーソンも徐々にNBAの荒波に慣れつつある。2024年のドラフトでも高順位選手を指名できれば、数年後には優勝争いに食い込んでくるはずだ。 2位:サンアントニオ・スパーズ 平均年齢:24.0歳 驚くべきことに、リーグ最年長ヘッドコーチのグレッグ・ポポビッチが率いるロスターは、リーグで2番目の若さを誇る。しかし、経験・実力不足は明白で、球団は2018-19シーズンを最後にプレーオフ進出を逃しており、今シーズンもウェスタンカンファレンスの最下位に沈んでいる。 未来への朗報は、フランス生まれの怪物ビクター・ウェンバンヤマが在籍していることと、登録選手の多くが25歳であること。ルーキーから大切に育ててきたケルドン・ジョンソンやデビン・バッセルは信頼が置けるプレーヤーへとなりつつあり、2年目のジェレミー・ソーハンもポポビッチからの期待は厚い。 短期的な改善には疑問符が残るが、老将の知恵と経験は必ずロスターをステップアップさせるだろう。 3位:オクラホマシティ・サンダー 平均年齢:24.1歳 経験に欠ける若いチームが苦しむなか、サンダーは唯一、リーグの常識を覆す希望の星となっている。 ウェスタンカンファレンスで2位につける原動力は、エースのシェイ・ギルジアス・アレクサンダーだ。1試合平均31.4得点、5.7リバウンド、6.4アシストは紛れもなくMVP級の活躍。また、1年遅れてやってきたビッグマン、チェット・ホルムグレンも新人王レースでウェンバンヤマをリードしており、17.6得点、7.6リバウンドの成績に加えて、2.7ブロック、スリーポイント成功率40.7パーセントという驚異のスタッツを記録している。 チームオフェンスのセカンドオプションに名乗りを上げるジェイレン・ウィリアムズ、類稀なパスセンスを誇る大型ガードのジョシュ・ギディー、守備職人のルー・ドートも全員25歳以下。今シーズン、サンダーがプレーオフでどこまで勝ち上がれるのか、多くのNBAファンが注目しているに違いない。 文=Meiji
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