夜空にアーチ「月虹」捉えた 能登・満天星
能登町の県柳田星の観察館「満天星」は6日、月の光で夜間に見える珍しい虹「月虹(げっこう)」を観測し、同館にアーチが架かる様子をカメラに収めた。 月虹は月光が大気中の水蒸気に屈折し、淡く輝く現象。月が低い位置にある時に雨が降ると、月と反対の方角に虹が現れる。 宇佐美拓也学芸員(38)が6日午後7時ごろ、同館前の北東の空で捉えた。月虹は薄く、白っぽく見えたという。宇佐美学芸員は「米ハワイでは幸せを運んできてくれる言い伝えがある貴重な現象を撮影できた」と話した。