久保建英に地元紙10点満点中9点「電光石火の動き、モチベーション、閃きで流れが変わった」
【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】バルセロナ戦でフル出場したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)を、地元紙が高評価した。 Rソシエダードは10日にホームで行われたスペインリーグ第13節でバルセロナと対戦。ベッカーのゴールにより1-0で勝利した。この試合で久保は公式戦3試合連続の先発出場。序盤から右サイドで攻撃の起点となってクロスを狙い、前半30分には2人をかわし、ペナルティーエリア内から強烈なシュートを打つが、GKにセーブされる。さらに後半28分にCKをダイレクトで合わせたが、惜しくも相手選手に阻止された。得点はなかったものの、攻守に渡って勝利に貢献したが評価され、試合後に今季3回目のマッチMVPに選出された。 クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアは久保をバルセロナ戦のベストプレイヤーに選出。「右サイドで短剣となり、すごい試合をやり遂げた。彼の電光石火の動き、モチベーション、閃きのおかげで試合の流れが変わり、プレッシャーをかけ続けた。CKからのシュートを外したのは残念だった」と称賛し、満点に近い9点(最高10点)をつけて高評価した。 アゲルドが久保と並ぶ9点。続いて、アランブル、スベルディア、ベッカーが8点、アイエン・ムニョス、スビメンディ、スチッチが7点、レミーロ、ブライス・メンデス、オヤルサバル、エルストンド、バレネチェア、オスカルソンが6点。セルヒオ・ゴメスがチームワーストの5点、ハビ・ロペスは出場時間が短く採点なしとなった。 Rソシエダードのスペインリーグ成績は13試合5勝3分け5敗の勝ち点18で8位に浮上した。久保の成績は13試合(先発9試合)、873分出場、3得点0アシストとなっている。 Rソシエダードはこの後、国際Aマッチ期間を経て、バレンシア州を中心とした暴風雨によって発生した洪水被害で延期された国王杯1回戦ホベ・エスパニョール戦(21日)、スペインリーグ第14節のビルバオとのバスクダービー(24日)に臨むことになる。