「災害きっかけの縁 できることをしていきたい」竹原で浸水被害の酒蔵 全国の被災地を支援 西日本豪雨から6年
藤井酒造 藤井義大 社長 「竹原にたまたまいらっしゃるタイミングがあって、うちの方にも寄っていただいたときに被害状況を知って何か力になれることがあったら協力させてほしいとおっしゃっていただいて」 藤井さんも、GTOのファンだったそうです。 藤井酒造 藤井義大 社長 「(Q.GTOって見てました?)もちろん見てました」 約2000本を販売。売り上げの一部の100万円を竹原市に寄付しました。復興の支援は、全国へ広がります。2020年7月に九州で豪雨災害が起こったときには、「GTO」ラベルの日本酒を販売し、熊本県へ寄付しました。藤沢さんと、自然に支援の話になったといいます。 藤井酒造 藤井義大 社長 「やるぞっていって始まったというより勝手にやるってなってたという方が近いかもしれないですね」 ■「断る理由はなかった」能登半島地震で被災の酒造会社とコラボ 能登半島地震で被災した日吉酒造店とのコラボの話がきたときも、断る理由はなかったそうです。 藤井酒造 藤井義大 社長 「できることがあるならぜひやらせてくださいと」 竹原園芸店 従業員 寺本光希 さん 「ひざ上まで水が上がって水浸し・泥だらけで、店舗の花とかバケツもひっくり返って泥だらけ…。言葉も出なかったですね」 藤井酒造の向かいにある「竹原園芸店」も、2回の豪雨で浸水しました。従業員の 寺本光希 さんは、身を粉にして復旧作業にあたりました。社長の 小田誠 さんは、近くの家の作業まで手伝う寺本さんの姿に、驚いたそうです。当時、被災したこの店に全国の生花店が加盟する通信配達システムのネットワークで、同業者からの支援がありました。 竹原園芸店 小田誠 社長 「ああいうとき花屋さんっていうのは小さいながらやっぱりみんなお互いの痛みとかわかってくれるなと思った。我々も微力ながら言葉はおかしいけど恩返ししていかなきゃいけん」 小田さんは能登半島地震が起こった際、石川県の仲間に連絡をとったそうです。
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