ラグビー・松島幸太朗、今年の日本代表活動は不参加へ「休んで体を作りたい。また一から」東京SGは3位で今季終了
◆ラグビー ▽リーグワンプレーオフ3位決定戦 東京SG 40―33 横浜(25日・秩父宮) 昨季と同カードとなった横浜(旧キヤノン)―東京SG(旧サントリー)の3位決定戦は、東京SGが横浜を40―33で下した。東京SGは、最大19点のビハインドをひっくり返す逆転勝利を収めた。 0―7の前半13分に東京SGは敵陣右約10メートルのラインアウトから好機をつくり、FB松島幸太朗が抜け出してトライを挙げた。後半の序盤は、一時19点差をつけられたが「失うものはない。アタックしよう」とその後に計4トライの猛攻。33―33に追いついた同40分に相手にパスミスがあり、途中出場のBK江見翔太がこぼれたボールを拾い、約70メートルの独走トライで勝利を呼び込んだ。 80分間のフル出場で貢献した松島は「サントリーの強みはボールを持ったらアタックすること。(準決勝で)東芝相手にそういう戦術で行って負けたのは悔しいけど、(きょうで)再確認できた」とうなずいた。 3大会連続出場した昨秋のW杯フランス大会後に開幕した今季は、プレーオフ2試合を含む計16試合に出場した。レギュラーシーズンではWTBとFBでの出場があり、リーグ28位の計6トライ。「アキレス腱(けん)もずっと痛かった。今季は自分で足りないというか、思い通りのプレーはできていなかった」と悔しいシーズンを振り返った。 今後は日本代表の活動が始まるが、松島は参加しない意向を示した。「休んで、体をしっかり作りたい。また一からやりたい。休んで自分の一番足りない部分を強化する期間にしたいです」と31歳の実力者は説明した。
報知新聞社