“対人戦最強”のウォーカーこそイングランドNo.1サイドバックで変わりなし 相手FWを封じ込める圧倒的なフィジカル能力
トレンドが変わってもウォーカーに勝てるSBはほとんどいない
現代サッカーではサイドバックに多くの役割が求められており、個性豊かなサイドバックが増えた。 EURO2024優勝候補の一角にも挙げられるイングランド代表も右サイドバックの人材が豊富で、キーラン・トリッピアーやアレクサンダー・アーノルドのようにチャンスメイクを得意とするキック精度の高いサイドバックも招集メンバーに入っている。 ただ、それでもマンチェスター・シティDFカイル・ウォーカーを超える存在はいないだろう。ウォーカーは2人に比べると派手なパスを蹴る機会は少ないが、守備の対人能力は現役最強クラスと言っていい。 今季もマンCでキャプテンマークを巻いて多くのゲームに出場しており、もちろんEURO2024を戦うイングランド代表メンバーにも名を連ねている。短期決戦の代表戦となれば、なおさらウォーカーが右サイドバックの1番手となるだろう。 クラブ公式にて、ウォーカーは現代のサイドバックについて次のようにコメントしていた。 「サッカーは毎年進化している。ウイングの仕事も難しくなっているし、サイドバックはボールを扱うテクニックが以前よりずっと高まっているね。これはサッカーにとっては素晴らしいことだと思うし、僕もついていかなければならない。だから一生懸命努力して遅れを取らないようにすることが大事だ」 ウォーカーは決して現代らしいサイドバックではないかもしれないが、やはりサイドバックに求められる最初の仕事は守備だ。1対1の勝負でほとんど負けることがないスピードスターのウォーカーはいつの時代も理想のサイドバックと言えるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部