「ウィキリークス」創設者アサンジ被告、アメリカ政府と司法取引し自由の身へ…ロンドンの刑務所出たと投稿
【ワシントン=池田慶太】米国の機密文書を暴露したとして起訴され、英国で約5年にわたり収監されていた内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告(52)が米政府との司法取引に応じ、近く出身のオーストラリアに帰国する見通しとなった。米主要メディアが24日報じた。 【写真】だいぶ風貌が違う2017年のアサンジ被告
ウィキリークスは、アサンジ被告が24日に英ロンドンの刑務所を出たとX(旧ツイッター)に投稿した。ロイター通信によると、アサンジ被告は米自治領サイパン島の連邦裁判所に26日に出廷し、罪1件について有罪を認める。約5年の禁錮刑を言い渡される一方、収監期間を差し引かれ、正式に自由の身になるという。
アサンジ被告は2010年にイラク戦争やアフガニスタン戦争に関する機密文書を暴露。ロンドンのエクアドル大使館で約7年間保護された後、19年に英当局に逮捕された。収監後は米国への身柄引き渡しに抵抗して法廷闘争を続けていた。