第3戦の試合後、会見に臨むドジャース・ロバーツ監督（撮影・杉浦　大介通信員）

　◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦　ドジャース8－0メッツ（2024年10月16日　ニューヨーク） 　ドジャースの大谷翔平投手（30）が16日（日本時間17日）、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場。8回にポストシーズン2号となるダメ押し3ランを放つなど、4打数1安打3打点で勝利に貢献。チームは投打がかみ合いメッツに完勝し、対戦成績を2勝1敗とした。 　試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷の本塁打について「翔平にとっては自信をつけるという意味で間違いなく重要だ。それが第一だ」と第1戦の第3打席以降、11打席無安打の中で生まれた一発に胸をなで下ろした。 　そして「第二に、ブレイク（・トライネン）をもう1回投げさせずに済み、エバン（・フィリップス）、ハドソンも起用せずに済んだ。ベン・カスペリアスが2回を投げてくれた。長いシリーズの中で、そういったことも大切だ」と4－0から7－0にリードを大きく広げたことで、ハドソンやフィリップスらを温存できたことにも満足顔を見せた。 　また、地区シリーズではパドレス戦で2試合、リーグ優勝決定シリーズでもこの日を含めメッツ戦で2試合、完封勝利を挙げた投手陣について「選手たちは集中してる。そして失点を防ぐという自分たちの仕事があることを理解している」と労った。