バスケ河村勇輝の人気沸騰、小学生100人イベントに応募者900人超 関係者も驚き「例がない」トークショーでは質問も殺到
バスケットボール男子日本代表の河村勇輝(22)=横浜BC=が16日、都内で行われたイベント「ZAMST×河村勇輝バスケットボールクリニック」に出席した。全国から小学4~6年生103人が参加し、トークショーでは自身のプレーの秘けつを明かしたほか、子どもたちの質問にも回答。また、20人のバスケキッズのシュートを見て実際にアドバイスするなど熱狂の内に終わり、「すごく楽しかった。シーズン中はチームの勝利や結果に集中しているが、違った雰囲気でバスケットを楽しめる機会があり、僕自身も本当にリフレッシュできた」と笑った。 イベントは同社のオンライン会員を対象に、小学高学年100人をめどに募集したものだったが、900人以上の応募が集まり、9倍超の倍率での抽選となったという。最も遠方では北海道からの参加者もおり、質疑応答では質問が殺到。時間切れで締め切るまで子どもたちの手が下がることはなく、退場時にも若きスター選手との別れを惜しむ輪ができた。 募集段階から「河村選手のイベントなのでどうしても参加したい」という熱狂的な声もあったといい、関係者は「今回は募集期間が短かったが、その中でここまでの数が集まったのは例がない」と驚いた様子。今夏のパリ五輪出場を決めたバスケットボール、そして日本男子の中心的プレーヤーとなった河村の人気上昇ぶりをうかがわせた。 身長172センチながら日本を代表するPGに成長した22歳は、小学生相手に自身の体験を踏まえ、「小中学校の頃から食事に気を配っていれば、身長180センチになっていたかな」と自虐ジョークも交えつつ、「成長期は食事、睡眠、運動の3つをしっかりすれば強い体ができる。バスケが本当にうまくなりたいなら体づくりに真剣に取り組んでほしい」と力説。また、勉強第一だったという自身の中学時代を踏まえて「バスケだけをやっていてもダメ。勉強もそうだし、友達と遊ぶこともちゃんとしてほしい。バスケを通して人としてどう成長するかが一番大切」と熱いメッセージを送った。