激動の「関西政局」注目の市長選が投開票 N党・立花孝志氏、泉大津市長選で敗退も…〝本命〟は来年7月の参院選か
兵庫知事選では各陣営が、事実無根の情報拡散などで被害を受けたと主張し、演説妨害も多発した。多種多様な情報が入り乱れた「インターネット選挙」としても今後、多角的な検証が必要だろう。
共同通信が14、15両日に行った世論調査では、選挙期間中にSNS(交流サイト)で真偽不明の情報が拡大する懸念について、「大いに感じる」「ある程度感じる」が計85・5%に達した。世論も不安を感じているのだ。
有権者の〝心〟は移ろいやすい。国政にしろ地方政治にしろ「2匹目のドジョウ」はそうそういないものだ。「悪名は無名に勝る」傾向が強い国政選挙だが、一周回って、世論の厳しい「審判の目」が注がれることになりそうだ。 (政治ジャーナリスト・安積明子)