ECB、慎重姿勢必要 物価目標達成間近でも=アイルランド中銀総裁
[ダブリン 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は8日、インフレに関する「ゴールライン」が見えてきているものの、金融政策には慎重で用心深い姿勢を取ることが依然として重要だとの見解を示した。 マクルーフ総裁は「(インフレの)ゴールラインが見えてきた今、急いで到達しようとする必要はない」とし「慎重かつ用心深いアプローチが依然として正しい選択だ」と述べた。 また、潜在的なリスクがいくつかあるものの、インフレ率は来年、ECBが目標とする2%に持続的に到達することが予想されると表明。サービス部門におけるディスインフレの一段の進展を望むとの考えも示した。