【MLB】タイガースが白熱の投手戦を制し1勝1敗に スクーバル快投 カーペンターがクラセから決勝3ラン
地区シリーズ第2戦【タイガース3-0ガーディアンズ】@プログレッシブ・フィールド
日本時間10月8日、タイガース対ガーディアンズの地区シリーズはオフを1日挟んで第2戦を迎えた。両軍投手陣が好投し、8回まで両軍とも無得点という白熱の投手戦となったが、9回表にタイガースのケリー・カーペンターが先制3ラン。タイガースが3対0で勝利を収め、シリーズの対戦成績を1勝1敗とした。タイガース2番手のウィル・ベストが勝利投手となり、3番手のボー・ブリスキーはセーブを記録。ガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセは痛恨の一発を浴び、敗戦投手となった。 【動画】タイガースのケリー・カーペンターが先制の3ラン本塁打を放つ タイガースが投手三冠のタリック・スクーバル、ガーディアンズが古巣との対戦となるマシュー・ボイドの先発で始まった一戦は、両軍投手陣の好投により、息詰まる投手戦となった。スクーバルは4回まで1人も走者を出さず、打者12人から7つの三振を奪う快投。一方のボイドは毎回走者を出しながらも落ち着いた投球でタイガース打線に得点を与えなかった。 5回表にはガーディアンズの右翼ジョンケンジー・ノエルが好返球で二塁打を狙ったジャスティン=ヘンリー・マロイを刺し、二死走者の場面でボイドをリリーフした2番手のケイド・スミスはマット・ビアーリングを空振り三振に仕留めた。その裏、スクーバルは初めての走者を出すなど一死1・2塁のピンチとなったが、アンドレス・ヒメネスを併殺打に仕留めて無失点。6回裏にも一死1・3塁のピンチがあったものの、今度はデービッド・フライを併殺打に仕留めた。 ガーディアンズは2番手のスミスが打者6人をパーフェクトに抑え、3番手のティム・ヘリンも2/3回を無失点。8回表には4番手のハンター・ガディスが二死1・2塁のピンチを招き、ここでマウンドに上がった守護神クラセがウェンシール・ペレスにカッターを弾き返されたものの、左翼スティーブン・クワンが捕球確率10%というスーパーキャッチを見せ、チームを救った。 試合が動いたのは9回表だった。ガーディアンズは前の回から守護神クラセが続投したが、二死から連打を浴びて1・3塁のピンチに。ここでカーペンターがカウント2-2からの6球目、やや甘く入ったスライダーを仕留め、ライトスタンドに先制の3ラン本塁打を叩き込んだ。9回裏はタイガース3番手のブリスキーが無失点に抑え、3対0で試合終了。タイガースはシリーズの対戦成績を1勝1敗として本拠地コメリカ・パークに戻ることになった。 なお、タイガースのスクーバルは7回92球を投げて被安打3、奪三振8、与四球0、失点0という素晴らしいピッチングを披露。今年のポストシーズンは2試合で合計13イニングを投げ、防御率0.00をキープしている。