【BCジュベナイルターフ】人気のアンリマティスが優勝 サトノカルナバルは見せ場つくるも9着
[GⅠブリーダーズカップジュヴェナイルターフ=2024年11月1日(日本時間2日)2歳牡・セン、デルマー競馬場・芝1600メートル] 日本馬が大挙、19頭も乗り込んだ今年のブリーダーズカップ。毎年、持ち回りで2日間にわたって開催される米国競馬の祭典は初日に2歳GⅠが行われ、そのフィナーレを飾る芝マイル戦のジュベナイルターフが12頭によって争われた。 日本からは新馬戦と函館2歳Sを連勝したサトノカルナバル(牡・堀)が参戦。英国出身、オーストラリア拠点の女性騎手キングを背に勝利を目指した。 レースはアオモリシティが突進してゲートを飛び出し、やや発走が遅れるアクシデントがあった中でスタート。サトノカルナバルは最内枠から好位のインを追走し、4コーナーでもそのポジションを確保して追い出されたが、直線は差し馬が台頭する展開で伸び切れず9着に終わった。勝ったのはムーア騎乗のアンリマティス(牡・Aオブライエン=アイルランド)で勝ちタイムは1分34秒48(良)。レースは直線半ばのアクシデントで長時間の審議が行われたが、着順は入線順位通りに確定した。 キングは「きょうの結果は残念ですが、馬自体は立派ないい馬です。2歳でまだ若い馬ですからね。この馬にとっていい経験になったと思います。これから良くなるのが楽しみです」とこの敗戦を糧に飛躍することを願っていた。
三嶋 まりえ