高速道路の「出口」を間違えた…!でも通り過ぎた分の「お金が返ってくる」って本当?
高速道路を走行中、うっかり目的の出口を通り過ぎてしまった、というケースは少なくないでしょう。 次の出口で高速道路の料金を支払うと、本来下りるはずだったインターチェンジまでの高速道路利用料金よりも高い費用がかかります。このとき、余分に支払った走行料金を返してもらえるのか気になったことがある方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、出口を間違えた場合の対応、そして避けるべき危険な行為について解説します。
出口を間違えても安心! 通り過ぎた分は払わなくてもよい場合がある
目的の出口を通り過ぎてしまっても、余分に走行してしまった分の料金を支払わなくてもよい場合があります。中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)によると、このケースにおける通行料金は「乗ったインターチェンジから目的のインターチェンジまで」です。 ただし、通り過ぎた後の次のインターチェンジで特に手順をふまずに高速道路を下りてしまうと、そのまま次のインターチェンジまでの利用料金を請求されます。請求されないようにするには、手続き方法を理解しておかなくてはなりません。 <料金所スタッフに申し出ることが必要> 余分に走った分が請求されないようにするための対応は、ETCを利用するか否かによって方法が異なります。 ●ETC利用の場合 ETCカードをETC車載器から取り出して「一般」または「サポート」レーンに入り、スタッフに通り過ぎたことを伝える ●ETC未利用の場合 「一般」または「サポート」レーンに入り、スタッフに通り過ぎたことを伝える その後は、料金所(インターチェンジ)のスタッフの指示に従ってください。ただし、すべてのインターチェンジで上記の対応が可能なわけではありません。 スタッフによる誘導ができないインターチェンジでは、返金や請求額の調整も対応できないため、誤って通り過ぎたときの料金が必ず戻ってくるわけではないことを理解しておきましょう。
出口を間違えたときに行うと危険な行為
目的の出口を通り過ぎてしまうとあせってしまうかもしれませんが、高速道路ではUターンやバックをしてはいけません。国土交通省や中日本高速道路は「高速道路での逆走は厳禁」と呼びかけており、対策を進めています。 高速道路での逆走は大きな事故を招くリスクがあります。自分自身の判断で逆走しないように徹底しましょう。