PTAイベントでカセットコンロが爆発、児童ら9人けが…母親「オレンジ色の炎がテントまで」
16日午後0時40分頃、広島市佐伯区海老園(かいろうえん)の市立五日市南小のグラウンドで、児童らが参加するイベント中にカセットコンロが爆発した。児童ら9人がやけどを負うなどし、うち7人が病院に搬送された。いずれも意識はあり、うち2人は中等症で残りの人は軽傷という。 【一覧】カセットコンロも注意…火を使ったレジャーで起きた主な事故
広島県警佐伯署や市消防局などによると、同校では午前中に授業参観が行われた後、グラウンドでPTAが主催する「みなみふれあいまつり」が開かれていた。児童や保護者、地域住民らが飲食などを楽しんでいたところ、炭火を使って焼き鳥を提供するテント付近で、使用中のカセットコンロが突然、爆発したという。
近くにいた人が「カセットコンロが爆発してけが人が複数人いる」と119番した。同署はコンロの使い方に問題がなかったか、経緯を詳しく調べる。
小学4年と1年の子どもと参加していた母親(39)は「『ボンッ』という大きな音がして、オレンジ色の炎がテントまで上がって怖かった」と話した。
現場の小学校はJR山陽線五日市駅の南西約1キロの住宅街にある。