今年も「ミス浅草ジェニック」エントリー受け付け 過去最多72店超が協力
浅草観光連盟・浅草商店連合会・浅草神社の協力を得て「ミス浅草ジェニック2025コンテスト」を主催するミス浅草ジェニック実行委員会が現在、エントリーを受け付けている。(浅草経済新聞) ミス浅草ジェニックは2020年のコロナ禍の際、「月見草」「蔵」などの飲食店を経営する雑賀重昭さん、レンタル着物店「浅草さわだ屋」を経営する遠藤あみさんなどの6店舗が始めた。遠藤さんは「若い女性が『浅草はかっこいい、面白い、文化の最先端』と思ってもらえるよう、うまくブランディングしていき、コロナ禍の自粛ムードが明けたその時に、一番に足を向けたい街であってほしいと思っていた」と振り返る。 2021年コンテスト時には6店舗で始めた協力店も、2022年に30店舗、2023年に52店舗、2024年には65店舗と年を重ねるごとに増えていった。雑賀さんは「お金はそこまでかけられない中、手探りで始めたところはあった。そうした中でエントリーしやすい方法を用意するなど工夫することで多くの人が応募してきてくれた。メディアも取り上げてくれて、広がりを見せることになった。手応えはとてもあった」とこれまでを振り返る。 今年の協力店は72店舗と、さらに増え、協力団体や協賛企業も増えた。5年目となるコンテストに際し、遠藤さんは「ミス浅草ジェニックの第1章『浅草の再興』の時代は終わり、2024からは第2章として『老舗、浅草の魂と若者の架け橋』をテーマに動いていきたい。外国人観光客が増えている昨今、浅草の浅草らしさ、浅草たらしめるもの、というのが失われているように感じる。面白い浅草の老舗を若者たちが知ることができないのは本当にもったいない」と話す。 エントリーに際して、「極端に言えば浅草を全然知らなくても興味がある人であればそれだけで十分。その上で自分の体験した浅草を内外に伝えていってほしい。僕らも守るべきものと変わらなきゃいけないものとがそれぞれあって、ミス浅草ジェニックと一緒に僕らも成長していきたい」と雑賀さんは話す。「こうした活動を行うのも、浅草の子どもたちが自分の街を好きになってもらいたいから。そうした誇れる浅草でありたいという気持ちが強い。そんな街を作るために、いろいろな活動を進めていきたいと」とも。 ミス浅草ジェニックのインスタグラムアカウントをフォローして、浅草への思いを書き、指定のハッシュタグを付けて投稿することでエントリーできる。締め切りは12月20日。
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