「生稲晃子・政務官」の不安要素 萩生田氏と仲良く「旧統一教会施設訪問」やアンケート「パクリ疑惑」も
2候補が同じ回答
極めつきが、東京新聞が6月29日~7月5日に掲載した「主な候補者に聞く」という連載アンケートだ。東京選挙区から出馬した17名の候補者が、1日1問の形式で回答したものだ。 最終日の第7問は《コロナ対応の緩和》について、【1】いまより緩和すべきだ、【2】いまのままでよい、【3】いまより強化すべきだ、を選択した上で、その理由を述べるものだった。 生稲候補は《選択せず》だった。その理由としてこう答えている。 《新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり、5類にすると、入院措置をはじめ健康状態の報告・把握、外出自粛等の要請ができなくなります。今後の状況等を踏まえつつ、適切に対応していきます》 そして同じ自民党の朝日候補は、【3】を選択した上でこう答えた。 《新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり5類にすると入院の措置をはじめ健康状態の報告・把握・外出自粛等の要請ができなくなってしまう。今後の状況等を踏まえつつ適切な対応をすべきだ》 三択の結果は異なるものの、その理由については、読点の有無や語尾がちょっと違うだけで、ほぼ一緒の回答だ。どういうことなのか。前出の全国紙の記者は言う。 「実はこのアンケート、それ以前の回答も似たり寄ったりでした。同じ自民党からの出馬ですから、党の意向に沿うのは分かりますけど、ここまで似ているとね。東京新聞の担当者もムッとしたと思います」 ネット上では、これまで不備が重なった生稲候補が、朝日候補の回答をコピペしたのではないかという声もある。 「いくらなんでもそれはないでしょう。女性週刊誌が生稲事務所に取材したようですが、要領を得ない回答でした」(同・全国紙記者) 「女性自身」(7月6日配信)には事務所からの回答が掲載された。 《「回答を作成する上で、間違いがあってはいけないので党の専門的な部分に確認しました。朝日先生のことはわからないので推測ですが、同じように確認をされたのかもしれません」》 何だかスッキリしない。そこで自民党東京都連の関係者に聞いた。 「今回の一連の騒動があまりにも情けなく、自責に念に駆られたためお話しさせていただきます。メディアアンケートが同じになってしまった理由は簡単です。生稲候補に限らず各候補者には、都連事務局の職員がメディア各社のアンケートの回答を作成し、それに沿って各事務所が回答するからです。もちろん、候補者自身に関する質問は各自で答えますが……」 要するに用意されたカンニングペーパーを参照した、というか参照しすぎたということのようだ。