宮地元輝が全グレード戦制覇を達成!/ボートレース浜名湖
ボートレース浜名湖のGⅢ「SUZUKIスピードカップ」は23日に優勝戦が行われた。 予選は抜群のピット離れを見せた5号艇・金児隆太の動きに注目が集まったが、スタート展示は枠なりの3対3。本番では金児よりも4号艇・栗城匠がピット離れで飛び出して3カド、回り直した3号艇・立間充宏が2コースへ。1号艇・宮地元輝が何とか最内を確保して、進入は13カド4256になった。 ほぼ横一線のスタートから、コンマ09の踏み込みを見せたイン宮地が1M渾身の先マイ。まくり差しを狙った栗城を引き離して押し切り、小さくガッツポーズをしながらゴールラインを駆け抜けた。2着は栗城。下條雄太郎と金児による3着争いは、下條が競り勝った。2連単1-4は620円(3番人気)、3連単1-4-2は1,350円(5番人気)。 宮地は今年4度目、通算では34度目、当地では4度目の優出で初の優勝。GIは22年の福岡周年、SGは22年の大村グランプリシリーズ、GⅡは昨年大村でのモーターボート誕生祭を制しており、今回のGⅢ優勝で全グレード戦制覇を達成した。 朝早くから試運転と調整を繰り返し、優勝戦の展示直前まで水面に出ていた宮地。その甲斐もあって、しっかりと人気に応える快勝劇を見せ、ウイニングランでは水面際に遅くまで残っていた多くの「宮地マニア」の歓声に手を振って応えていた。この勝利で優勝賞金220万円を上積みさせて、今年の賞金ランクは9位に浮上。初のグランプリ切符が手の届くところまできた。勢いを加速させて臨む次節からのGI、SGロードでの走りが大いに楽しみだ。
マクール