なぜ?メダルは「金属」から「木製」に変更 小中学生の駅伝大会 長野
長野県松川村で14日に開かれた小中学生の駅伝大会で、木製のメダルが初めて贈られた。これまでは金属製だったが、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)をスポーツ分野でも実践しよう―、と村公民館が民間業者と協力して村内の間伐材を使って製作。各種目の上位3チームと区間優勝者に贈った。 【拡大写真】木製メダル
木製メダルは円形で、直径8・5センチ、厚み0・7センチ。44枚作った。村内の林業者が松枯れ対策として間伐したアカマツを、村内の木工家具業者と白馬村の工芸業者が加工。デザインは村の地域おこし協力隊員松本寿治さん(41)が担当し、陸上競技場のトラックをモチーフにした。 松本さんによると、海外の事例を参考に半年ほど前から構想を温めてきた。駅伝大会には中信地方を中心に40を超える陸上クラブが出場。松本さんは「木製メダルを他地域にも広げたい」と話した。