食品インフレ、米国のレストランでまだ見られる-ビルサック農務長官
(ブルームバーグ): 米国では家庭で消費される食品のインフレが横ばいになり始めたが、レストランではまだ上昇していると、ビルサック米農務長官は指摘した。
ビルサック氏は9日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「こうした数字を深く掘り下げてみると、食料品店での購入機会は著しく改善しつつあるが、レストランではやや高いインフレが依然として続いている」と述べた。
ウィリアム・ブレアのアナリスト、シャロン・ザックフィア氏はこうした状況について、家庭で食事をする消費者にとっては朗報だが、外食産業に課題を突きつけるとし、「同業界にこれまで恩恵をもたらしてきたレストラン売り上げトレンドのバッファーがなくなる」と顧客向けリポートに記した。
3月の米消費者物価指数(CPI)は10日に公表される。
ビルサック氏は鳥インフルエンザの流行が続いていることが、鶏卵価格高止まりの一因であることは明らかだと語った。
原題:Americans Still Seeing Food Inflation at Restaurants, USDA Says(抜粋)
--取材協力:Christina Hailey-Allen、Kim Chipman、Daniela Sirtori.
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Sonali Basak, Michael Hirtzer