私が独身時代に貯めたお金を「家族のお金だから」と言う妻。「共有財産」の範囲とは?
家族とお金でもめないためのポイント
ここからは、夫婦間で不要な金銭トラブルを起こさないためにできることを2点紹介します。家計やお小遣いでけんかが起こりやすい場合には、以下のポイントを実践してみましょう。 ■家計の状況はお互いに把握しておく 仕事と同様に、家計においても情報共有は大切です。家計管理をどちらか一方に任せきりにすると、状況把握のしづらさと理解不足からお互いに不満を抱きやすくなります。 今回のケースでは貯蓄を食費に回そうとしているため、月々の収入で支出を賄いきれていないことが予想されます。 お互いに家計の収支状況を把握していれば、早い段階で、収入を増やす、節約して支出を減らすなどの対策ができたかもしれません。家計をうまくやりくりするためにも、定期的に収支と貯蓄の状況を共有しましょう。 ■マネープランを立てる 将来必要となる金額やライフスタイルは各家庭で異なるものです。具体的なマネープランを立てることで、必要な貯蓄額や節約の度合いなど金銭感覚の足並みをそろえられるでしょう。 漠然と「老後資金を貯めたい」「一軒家を買いたい」といった目標があっても、いつまでにどれくらいの金額が必要なのか、具体化できていなければ上手な家計管理はできません。 このあたりの認識は夫婦であってもギャップが生じやすいため、数字化した目標を設定し、共通認識を持ちましょう。
お金の使い道はもめ事の種になりやすい
夫婦間に限らず、お金の問題は人間関係を悪化させるなどもめ事の種になりやすいです。お金に対する価値観は個人によって違うため、夫婦円満に過ごすためにも、お互いの希望や考えをよく話し合っておく必要があるでしょう。 出典 法務省 財産分与制度に関する論点の検討 第3 清算的財産分与について 1 現行法の規律の整理及びそれに対する主な意見 (1)民法第762条の規定について(9ページ、10ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部