会社から転勤や出向の命令は拒否できる?拒否できるのはどんなケース?
介護などの理由があれば拒否できる可能性も
労働契約書に勤務地を限定して働くことが記載されていれば、従業員は転勤や出向を断ることが可能です。しかし、そうした記載がないうえに、就業規則に「転勤がある」ことが記載されている場合、断ることは難しくなります。 ただし、従業員に「高齢の親の介護が必要」「子どもが病気で入院していて、妻にだけ任せておくことができない」などの特別な理由があるケースは拒否できる可能性もあります。 それでも、必ず転勤や出向をしないですむということではありません。上司や人事との話し合いでも折り合わなかったときは、転職をするという選択肢もあります。 その一方で、転勤や出向は決してデメリットだけではなく、新たな人脈の構築やスキルアップにつながります。転勤や出向を命じられたら、自分や家族の状況を整理のうえ、上司や家族に相談してから判断するとよいでしょう。 出典 厚生労働省 大阪労働局 よくあるご質問(配置転換等) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部