三上陽永と日澤雄介がタッグ、加害者家族を巡る「流れる血、あたたかく」
「日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進演劇人育成公演 劇作家部門『流れる血、あたたかく』」が9月11日から23日まで東京・space早稲田にて上演される。 【画像】「日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進演劇人育成公演 劇作家部門『流れる血、あたたかく』」チラシ裏(他1件) ぽこぽこクラブの三上陽永が作、劇団チョコレートケーキの日澤雄介が演出を手がける本作では、とある無差別殺傷事件を巡る、加害者家族の物語が描かれる。 上演に向け、本作のプロデューサーである流山児祥は「2023年2月、『世界のテラヤマ』の処女戯曲『血は立ったまま眠っている』に、三上陽永が演出家として初挑戦。三上は寺山修司の実験性・先駆性に着目、Space早稲田に戦後の焼け跡の公衆便所、床屋、倉庫を現出させ『体験する演劇』として1960年安保闘争の騒然としたアナーキーな気分を噴出するミュージカルとして『現在』へと通底する劇に演出、東奥日報芸術選奨など様々な評価を得ました。また、三上は2023年には自らの作家性の現在を最認識、千葉哲也氏に演出を依頼『あいつをクビにするか』を新宿シアターTOPSで2週間ロングラン上演を敢行し、様々な評価を受けました。さらに劇作家としての飛躍するために、新作戯曲を書き下ろし、演出家として敬愛する日澤雄介とコラボレーションすることを望んでいました」と作品の経緯を語り、「ぜひ、ご期待ください」と観客にメッセージを送った。 出演者には三上のほか、中村美貴、ラッパ屋の浦川拓海、平泳ぎ本店の小川哲也、流山児★事務所の山下直哉、本間隆斗、甲津拓平、伊藤弘子が名を連ねた。 ■ 日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進演劇人育成公演 劇作家部門「流れる血、あたたかく」 2024年9月11日(日)~23日(月・振休) 東京都 space早稲田 □ スタッフ 作:三上陽永 演出:日澤雄介 □ 出演 三上陽永 / 中村美貴 / 浦川拓海 / 小川哲也 / 山下直哉 / 本間隆斗 / 甲津拓平 / 伊藤弘子