LME銅がほぼ横ばい、約2年ぶり大幅安後に落ち着き戻る
(ブルームバーグ): 23日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場はほぼ横ばい。前日は約2年ぶりの大幅下落となっていた。中国の工場が記録的な銅価格の支払いに消極的な姿勢を示していることや、米金融当局者がインフレを巡りタカ派的な発言を行ったことが背景。
銅相場は20日に1トン=1万1000ドル台に急伸し、過去最高値を更新。強気な賭けによって、ショート(売り持ち)ポジションの保有者が取引を解消する圧力が強まった。しかし、22日には利益確定売りや中国の需要低迷の兆候を受け、4.1%安と2022年7月以来の下落率を記録した。
銅の記録的な上昇は「和らぐ兆しを示している」と金瑞期貨が指摘した。
LMEの銅相場は前日からほぼ変わらずの1トン=1万418ドルで終了。アルミニウムは下落した。
原題:Copper Steadies After Biggest Decline in Almost Two Years、LME 3-Month Copper Closes Lower; Nickel Drops(抜粋)
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