勝山市で冬の伝統保存食「鯖の熟れずし」の仕込みを開始 12月下旬から販売へ
勝山市の山あいの集落で、冬の伝統保存食「鯖の熟れずし」の仕込みが始まり、12月から地元の「山の駅」などで販売されます。 「鯖の熟れずし」は塩抜きした塩鯖の腹に、こうじとショウガを混ぜ込んだ酢飯をたっぷりと詰め、桶の中で発酵させる冬の保存食です。 勝山市北谷町北六呂師では毎年この時期に仕込みをしていて、7日朝は地元住民らが、コシヒカリの酢飯を酢漬けにしたサバに詰めていきました。 ■鯖の熟れずし加工グループ山田善吉代表 「脂がのって、身が締まって、本当に美味しいサバが入荷している 樽の中でじっくりとサバの旨味とこうじ飯が熟成し、クリーミーな味で仕上がる 期待してほしい」 今年はサバが不漁で、去年よりも300尾ほど少ない1440尾の出荷を予定しています。 サバは樽の中で40日から50日じっくり寝かせた後、12月20日から市内の「山の駅よろっさ」や「道の駅恐竜渓谷かつやま」で販売されます。