静岡の商業施設が沈下、一部閉鎖 最大14センチ、耐震性に懸念
静岡県掛川市の大型商業施設「ミソラタウン掛川」を運営するフジ都市開発(静岡市)は8日までに、耐震性に大きな懸念が生じたとして施設の一部を7日に閉鎖したと発表した。建物が最大で14センチ沈下しており、テナントのスーパーやドラッグストアなど3店を休業・閉店する。 ミソラタウン掛川は昨年5月に開業し、設計・施工は大阪市の大和ハウス工業が担当した。調査によると、施工段階で基礎部分のくいが複数、地下の固い地層まで届いていない可能性があることが分かった。 大和ハウス工業は取材に対し「施設の利用客や施主、テナントに多大なる迷惑をかけたことを心よりおわび申し上げます」とコメントした。