264人の命が失われた“中華航空機事故”から30年 亡くなった夫の会社を継いだ妻と子 4月26日は「転機になった日」
■4月26日は「大切な日。いい話ではないけど、転機になった日」 中華航空の事故があった県営名古屋空港では、最悪を想定した訓練が今も行われています。 (フジドリームエアラインズ 西川彩奈さん) 「中華航空の事故も含めて、過去の事故を風化させないように、客室乗務員全員で事故事例を研究している」 あらゆる安全対策の背景には、過去に起きた大事故の教訓が。 智英さんは毎年4月26日、朝礼で“あの事故”について話しています。 (長男の智英さん) 「大切な日というか、事故なのでいい話ではないけど転機になった日です。今でも父親から続いている商材はたくさんある。父親から受け継いで私も社長をしているので、感謝をしながらやっていきたい」 ことしも、慰霊式に親子で参加しました。 (妻の愛子さん) 「こんなこと(航空事故)が起きてしまったんだなと(改めて)思い出しますね」 (長男の智英さん) 「(事故を)語れるのが自分たちの世代になってきているから、自分の子どもたちに伝えていきたい。それが私の世代の役割だと思います」 滑走路脇に建てられた慰霊碑は、変わらず綺麗に保たれています。『あの事故は風化させたくない』…遺族の思いです。 2024年4月26日放送 CBCテレビ「チャント!」より
CBCテレビ