センバツ高校野球 常総学院 選手紹介 中村虎汰郎内野手 /茨城
◇けが乗り越え前向きに 中村虎汰郎内野手(2年) 小中学生時代は投手として正捕手の片岡陸斗(2年)とバッテリーを組んだ。高校でもマウンドに立つつもりだったが、エース小林芯汰(同)ら周囲の球速や変化球のキレを見て「潔く諦めがつきました」と、1年途中で野手に転向した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 左右問わず強打できる力を買われて新体制発足後に背負った4番は、県大会直前に左手を骨折し手放した。関東大会は代打で復帰。オフの期間は週3日ほど、全体練習後に寮の前にある坂道を30分以上走り込み、足腰を鍛えた。 ポジション転向やけがなどの経験も「野球の知識を学ぶことができ、プレーしていて楽しい」と前向きに捉える。年始には「雲外蒼天(うんがいそうてん)」と決意を色紙にしたためた。努力して試練を乗り越えれば、甲子園で青い空が見えると信じている。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… ◇中村虎汰郎(なかむら・こたろう)内野手 千葉・習志野市立四中出身▽174センチ、74キロ▽右げ右打ち