プーチン氏がアゼルバイジャン大統領に謝罪 旅客機墜落受け電話協議
ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャン航空機が墜落した事故をめぐり、同国のアリエフ大統領と電話協議し、「ロシア領空で悲劇的な事件が発生した」と謝罪した。ロシアのミサイルが原因との見方が強まるなか、協議では、事故当時、ロシア軍が防空システムを使用し、軍関係者を捜査していることも明らかにされた。 【写真】「この国はクズになった」 変わらぬロシアの日常、裏に潜む絶望の声 ロシア大統領府が発表した。ロシア側が呼びかけた協議では、旅客機が、目的地だったロシア・チェチェン共和国のグロズヌイの空港に何度も着陸を試みたこと、当時、グロズヌイなどにドローン(無人機)攻撃があり、ロシアの防空システムで撃退したこと、などについて話したという。 また、ロシア当局が民間と軍の専門家を取り調べ、アゼルバイジャンの検察職員もグロズヌイに入っていることなどが明らかにされた。 プーチン氏は、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表し、負傷者の一日も早い回復を祈ったとしている。
朝日新聞社