熊本市のごみ収集日、行政区で統一 27年10月開始へ
熊本市は、家庭ごみの収集日を五つの行政区ごとに統一する方針を決めた。住民に分かりやすくなるほか、ごみ収集車が効率的に移動でき、コストを削減できるメリットがある。2027年度の運用開始を目指す。 家庭ごみの収集は現在、複数の校区で構成する20地区に分かれており、可燃ごみや資源ごみといった品目によって曜日が異なる。これを区ごとに統一。品目別の収集回数も、区の収集実績に応じて増減することを検討する。 収集日を区でそろえることで、ごみ収集車が効率的に移動できるようになる。この結果、収集車の台数を減らすことができ、経費削減が期待できるという。 また、現在は町内自治会が担っている「ごみステーション(収集場所)」の管理を外部に委託することも検討。市廃棄物計画課は「自治会の負担軽減につなげたい」としている。 北区植木町については、合併前から引き継いでいる収集ルールを熊本市に統一する。 市は25年度に各区で市民向けの説明会を実施。26年9月の定例市議会に関係条例の改正案を提出する予定で、27年10月の運用開始を目指している。(上村彩綾)