108歳女性がずっと大切にしてきた「3つの心がけ」 誰とも争わなかったから平和な暮らしがある
2023年に「世界最高齢の現役理容師」に認定されて、109歳までハサミを握りたいという目標ができましたから、なるべくならお迎えが来ないように、今はそのためにできることをやっています。 自分のことは自分でやる。 日々の暮らしの中で、これが一番のモットーです。 人に何かをして差し上げるのは、もう難しいですから、まずは自分自身を整えて、人さまにご迷惑をかけないようにしなくてはなりません。 しっかり食べて、歩いて、体操をして、よく眠れるようにしておく。
当たり前のことですけれど、一つ一つをきちんとやることが大事。ていねいに、いい加減にならないように。 それから、いつも機嫌良くしていたいと思っています。 家族ばかりでなく、わたしを心配してくださる親戚やご近所の方、ケアマネージャーさんやたくさんの方にお世話になって暮らしています。その方々とも楽しく仲良くしたいですから、まずはわたしがいつも機嫌良くして、笑顔で「ありがとうございます」「おかげさまで」が言えるようにしていたいのです。
こちらが笑えば、みなさんも笑顔で返してくださいますよ。 そんなたんたんとした行いと心持ちで過ごす毎日の先に、わたしだけでなく、誰しもおだやかな旅立ちがあったら。そのように、いつも静かな心境で考えています。
箱石 シツイ :理容師