旅行会社勤務から監督へ異色の転身 映画を通じて現代の‟生活”に欠かせないテーマを描く、神保慶政監督作品一挙上映 特集上映「生活の中の映画」
第55回日本映画監督協会新人賞にノミネートされ、国際的に注目が集まる神保慶政監督作品の特集上映 『生活の中の映画』が開催される。 今回の特集上映では、初の劇場公開作品から10年の節目となる本年まで神保監督が制作してきた全7作品を一挙上映。 ラインナップには別府あゆみ出演の新作ドキュメンタリー『冒険–会いたい人に会いにゆく』 (中編版)や、第37回モスクワ国際映画祭批評家賞受賞したイランのメールダッド・ガファルザーデ監督との共同監督作品『0ライン―赤道の上で』など劇場初公開作品も含まれる。 神保監督は、秘境専門の旅行会社から社会人としてのスタートをきった、ユニークなキャリアの持ち主。ドキュメンタリーとフィクションを複雑に組み合わせる映画作りが評価され、2021年、ベルリン国際映画祭の「ベルリナーレ・タレンツ」に選出された。 監督が制作してきた作品は、現代社会の「生活」にとって大事な要素「生き方」「子育て」「人生の旅」「子どもの成長」といったテーマに通底している。そのことから、本特集では「自分を生きる」「旅を生きる」「子どもを生きる」の3プログラムにわけて上映が行われる。 【上映作品】 Aプログラム:『自分を生きる』 “自分らしい豊かな生き方”を見つけるヒントが詰まった作品集 『Workcation』 『冒険―会いたい人に会いにゆく』 『憧れ』 Bプログラム:『旅を生きる 』 “人生の冒険”を通して、新たな視点で世界を見つめる作品集 『せんそうはしらない』 『0ライン―赤道の上で』 Cプログラム:『子どもを生きる 』 “素朴な疑問と発見”から、新たなエネルギーに出会う作品集 ★子どもたちにもおすすめのプログラム 『えんえんと、えんえんと』 『僕はもうすぐ十一歳になる。』 神保慶政監督特集上映「生活の中の映画」は、2024年6月28日(金)より全国順次公開。
otocoto編集部