「選挙は恋愛と同じ。生で会わなきゃ付き合えるか決められない」大川総裁が伝えたい、選挙期間の楽しみ方
恋愛と選挙は近い――マッチングアプリで知り合っても、リアルで会ってデートする
――大川さんは、有権者の皆さんにこの選挙期間でどういった点に注目して、どういった行動をしてほしいと思っていますか? 大川豊: なるべくネット上の情報だけで誰に投票するかを決めないでほしいです。 僕は恋愛と選挙は結構近いと思っています。出会いのきっかけはマッチングアプリだったとしても、彼氏・彼女をつくろうと思ったらやっぱりリアルで会ってデートするじゃないですか。そのときのデートの仕方とか、趣味が合うかどうか、デート代をおごってくれるかなど、そういうのを見極めて付き合うかを決めますよね。 これは、選挙も同じだと思うんです。ネットニュースなどで判断するのではなく、演説を直接見に行けば、その人が掲げる政策や主張だけでなく、人となりをかいま見ることができます。生で見れば「この人、本気かな」というのもわかるし、自信のない候補者はマイク越しでも声が小さくなっていることが多い。選挙期間はそれを見ることができる最大のチャンスなんです。 候補者の話を聞くだけでなく、その候補者に関わっているスタッフの対応でもキャラクターが分かります。候補者とスタッフの体質みたいなものは、なぜか似てくる。そういうことも実際に見に行くとわかりますよ。 ――選挙の期間だからこそ、候補者と政治に対する意見交換や対話ができますよね。 大川豊: 今はコロナ禍で子どもたちもつらい思いをしているのだから、小学生が「まだマスクしなきゃいけないの?」「黙食だから今はみんなで一緒に給食を食べられない。この先はどうなるの?」とか、気になることを聞いてもらってもいいと思います。選挙権があってもなくても、気になることを気軽に聞いちゃっていい機会ですからね。 最近20キロ痩せた議員がいるのですが、その人に対してダイエット法を聞くのも全然アリです。おそらく候補者も本当はそういうことを聞いてほしいと思っていると思います。
「イケメンスタッフが優しかったから投票しちゃう」でもいいと思う
――大川さんは、今回の衆院選はどういった思いで一票を投じますか? 大川豊: 今回の選挙に関しては、自分の選挙区で「コロナ禍の日本をどうしてくれるのか」ってちゃんと聞いてから投票しようと思います。さっきも言ったとおり、今回はハロウィーン選挙。“アメ”を配るにしても、「そのアメをどうやって渡すのか」「そのアメはどんな味がするのか」が大事なポイントだと思っているので、ぜひそこについて聞きたいですね。 ――多くの方が投票に行く一方で、投票に行くことをちゅうちょしている方もいます。そういった方にはどんなことを伝えたいですか? 大川豊: やはり候補者の演説を聞きに行くのがいいと思います。本当に面白いです。有権者の心を引きつけるために、候補者は演説で地域ネタを必ず入れるのですが、これを聞きに行くのもおすすめです。あとは候補者の服装とか、ウグイス嬢の声がいいとか、スタッフがイケメンぞろいだとか、そんなところに注目してもいい。実はそれを狙っている候補者もいるんですから。「会話したイケメンスタッフが優しかったから、やっぱり投票しちゃおうかな」とか、それでもいいんです。 候補者の中には、街宣車にこだわる人もいます。以前、ソーラーパネルを使った街宣車を使った候補者がいたのですが、天気のいい日と曇っている日でマイクの音量が違っていて面白かった。そういった候補者ごとの選挙活動に注目するのもアリだと思います。