今村翔吾さん「日本ドラフト文学賞」創設 作家志望者のデビュー応援
直木賞作家の今村翔吾さんが20日、エンターテインメント小説の公募文学賞「日本ドラフト文学賞」を創設すると発表した。今村さんが理事長を務める社団法人「ホンミライ」と佐賀新聞社の主催。出版社と作家志望者を直接つなぎ、デビューの足がかりを多く作ることを目指す。 文学賞は一般的に作家が選考委員を務めるが、「日本ドラフト文学賞」では選考委員を置かない。小学館など参加する出版社が書籍化したい作品を「ドラフト指名」して、その場でデビューが決定した後、作家は編集者の指導を受けながら出版を目指す。また、他の賞に落選した作品も応募可能とする「敗者復活」でデビューのチャンスを増やしたいという。賞そのもののエンタメ化を目指し、最終選考会の「ドラフト会議」では応募者による自己PRタイムを設け、動画配信する計画もある。
朝日新聞社