開幕スタメンに“抜擢”も…レギュラーになれなかった逸材(6)右のスラッガーは中軸起用も
2024年シーズンのプロ野球はオープン戦が始まり、開幕に向けて調整が続いている。各球団で開幕スタメンをかけたレギュラー争いが繰り広げられているが、開幕戦はあくまで通過点であり、定位置奪取には継続した活躍が求められる。ここでは、昨季の開幕スタメンを勝ち取るも、レギュラー定着を逃した選手を紹介したい。
正木智也(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/89kg ・生年月日:1999年11月5日 ・経歴:慶応高 - 慶応大 ・ドラフト:2021年ドラフト2位 プロ2年目の昨季は開幕スタメンに抜擢されるも、不本意なシーズンとなった正木智也。今季は巻き返しを図るシーズンとなる。 慶応大では2年春からレギュラーを獲得し、3年時には4番打者に定着した。強打の外野手として注目を集め、2021年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団を果たした。 ルーキーイヤーは一軍で35試合に出場し、打率.254、3本塁打、出塁率.367の成績。二軍では60試合の出場で打率.267、4本塁打、出塁率.362と持ち前の長打力に加え、優れた選球眼を発揮した。 昨季は「5番・中堅」で開幕スタメンに名を連ねたが、15試合の出場で打率.038と低迷。右肩の故障もあって、ファームでも打率.167と前年を大きく下回った。 それでも、同年オフのアジア・ウィンターリーグでは打率.351、2本塁打と覚醒の気配を見せた。 今春キャンプは二軍スタートとなったが、好調を維持している正木。持ち前のパンチ力を発揮し、未来を担う強打者になれるか注目だ。
ベースボールチャンネル編集部