【ボクシング】粟生トレーナー、新王者岩田翔吉に期待「どんどん強くなると思う」
＜ボクシング：WBO世界ライトフライ級王座決定戦12回戦＞◇13日◇東京・有明アリーナ WBO世界ライトフライ級1位の岩田翔吉（28＝帝拳）が新王者となった。 無敗の同級2位ハイロ・ノリエガ（31＝スペイン）と世界ベルトを懸けて拳を交え、3回3分0秒、TKO勝利を収めた。同回に右ショートアッパーでダウンを奪取。立ち上がってきたノリエガに左フックでダウンを追加し、レフェリーストップに追い込んだ。22年11月以来、2度目の世界挑戦で王座獲得に成功。早大出身初の世界王者となった。またIBF世界同級王者矢吹正道（32＝LUSH緑）との統一戦を希望した。 ◇ ◇ ◇ 元世界2階級制覇王者粟生トレーナーが初めて世界王者を育成した。岩田とは20年10月の5戦目からコンビを組んだ。世界トップを走り続けた経験値を惜しみなく伝え、吸収力ある岩田も成長を続けた。自身と同じくまな弟子も2度目の世界挑戦での王座奪取となった。アマ時代、当時史上初の高校6冠を達成。プロでWBC世界フェザー級王座、WBC世界スーパーフェザー級王座を獲得した粟生トレーナーは「不思議な気持ち。どんどん強くなると思う」と期待を寄せた。
