「遠くない未来に取材ヘリを飛ばしたい」乗りものニュース・浦山利史社長
取材ヘリを飛ばしたい
もともと乗り物は私の趣味なので、愛情があると何でもできるという部分もあります。極端にビジネスライクにやらなくてもいい。 ファクトだけを書くのであればどこでも同じアウトプットになりますが、どこが書いても同じ原稿をうちが作る必要はありません。読者が乗りものニュースに来たとき「ちょっと余分な情報が付いてて面白いよね」というような形をつくるには、愛情がないと作れないと考えています。 「ひらめきは知識の総量に比例する」というような言葉が、若いころから座右の銘でした。いろんな知識はありますが、専門知識はそれを積みかねていくしかないのです。ネットメディアのスピード感を保つうえでは、人それぞれの知識の総量というのはすごく重要です。専門媒体は専門知識で負けてはいけませんし。 遠くない未来に、自社で取材ヘリを飛ばしたいと妄想しています。それが平気でできる収益構造にしたいと思っています。自分は雑誌出身なんですが報道に対してもあこがれがあって、自分たちの会社にいれば、交通に関する情報だったら日本中どこよりも速くあるというのが理想形ですね。エンタメでもありつつ、報道でもありつつという存在になりたいです。 そうすると、弊社でしか出せないスピード感の情報がコンテンツとして出せる。それが夢なんです。いまでもいろんなツールを使えばできるんでしょうけど、現実として自分たちが握っている状態が理想です。 (聞き手:奥村倫弘)