シリア復興「制裁解除が鍵」 国連特使が安保理報告
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は17日、シリア情勢を巡りアサド政権崩壊後初の公開会合を開いた。 【ひと目でわかる】シリアの勢力図 国連のペデルセン特使(シリア和平担当)は訪問先のシリアからオンラインで報告に当たり「円滑な制裁解除を含む幅広い支援」が復興の鍵を握ると強調。米英や欧州連合(EU)などが科す対シリア制裁の見直しを促した。 同じくシリア訪問中のフレッチャー国連事務次長(人道問題担当)も報告で「シリアは既に世界最大の人道危機に直面しており、1700万人が援助を必要としている」と指摘。「制裁やテロ対策が人道活動を妨げない」よう訴えた。