”ドリボ”、現帝国劇場での千秋楽 シリーズ最長主演・亀梨和也がサプライズ登場に「なべもり」コンビ感激
アイドルグループ「Snow Man」の渡辺翔太(31)と「SixTONES」の森本慎太郎(27)がメインキャストを務めるミュージカル「DREAM BOYS」(堂本光一演出)が29日、東京・帝国劇場で千秋楽を迎えた。シリーズ20周年の節目で、改装を控える現帝劇ではラストの”ドリボ”。終演後の特別カーテンコールには、2004年から12年までシリーズの主演を務めた「KAT―TUN」亀梨和也(38)がサプライズ登場した。 「マジカル ミュージカルドリームボーイ」として04年に滝沢秀明さんの主演で産声を上げたドリボシリーズは、亀梨のほか玉森裕太(13~18年)、中山優馬(15年)、岸優太(19~21年)、菊池風磨(21~22年)とジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)の最旬のタレントが主演のバトンを受け継いできた。
ボクシングを題材に主人公と元チャンピオン(チャンプ)ら夢見る少年たちのかけがえのない友情を描く物語。通算768回目のこの日が現帝劇でのラスト。劇中の終盤で渡辺は感極まって歌声が震えた。万雷の拍手の中、昨年から続く森本との「なべもり」コンビで千秋楽を無事に終えた渡辺は「うれしく思っているのと同時に、これで(現帝劇では)DREAM BOYSの幕が閉じるのかと思うと寂しい気持ちでいっぱい」と心境を吐露した。 森本はラストシーンで渡辺が客席に向かってフライングする姿をステージから見ながら涙。「しょっぴー(渡辺)が飛んでて、みんなが拍手してすげえ幸せそうな顔していて、いい時間だなと。その終わりがすごいハッピーな空間になった」と幸せをかみしめた。 カーテンコールでは04年から8年の間、シリーズ歴代最長の座長を務め、388回もステージに立ったレジェンド亀梨が完全サプライズで登場し、キャストらはプチパニック状態となった。劇中でも歌い継がれている自身のソロ曲「絆」を歌いながらステージに現れると、渡辺と森本にガラス製の特注トロフィーをプレゼント。公演ロゴ入りで「2004―2024 Final Winner at Imperial Theatre」との文字が刻まれていた。