昨季トップ10のうち6クラブが監督変更 セリエAは2位以下の予想が難しい
インテルが断トツで抜けるシーズンになりそうだ
24-25シーズンのセリエAが18日に開幕する。王者であるインテルは開幕戦で登場し、昨季11位のジェノアと対戦する。 英『The Athletic』はシーズン開幕を間近に控えたセリエAのシーズンプレビューを行っており、優勝候補と予想しているのは王者として臨むインテルだ。 アレクシス・サンチェスやステファノ・センシらが退団したが、主力は誰一人として引き抜かれていない。対する補強はピオトル・ジエリンスキとメフディ・タレミをフリーで獲得する充実の夏に。ジョセップ・マルティネスはヤン・ゾマーの後継としてチームに加わった。 ネガティブな要素はこれといってなく、リーグ連覇が期待される。エースであるラウタロ・マルティネスとは2029年までの契約を延長しており、彼も2年連続での得点王に期待がかかる。 2位以下の予想は難しく、同紙は昨季のトップ10のうち、6クラブが監督交代を行っていることが原因と指摘する。 その6クラブとはミラン、ユヴェントス、ボローニャ、ラツィオ、フィオレンティーナ、ナポリのことで、各クラブが新体制となってシーズンに臨む。 チアゴ・モッタが就任したユヴェントスは注目クラブの1つだが、シーズンが始まってみないことには読めないところもある。補強はドウグラス・ルイスを筆頭に順調で、アタランタのトゥーン・コープマイネルス獲得に合意したとの報道も聞こえてくる。 ここまで多くのクラブが監督を変えたとなると、昨季4位のアタランタの上位フィニッシュが期待できそうだ。コープマイネルスが退団となれば痛手だが、攻撃陣ではイタリア代表のマテオ・レテギが加わり、10ゴール8アシストを記録したチャールズ・デ・ケテラエルの完全移籍での獲得にも成功している。 昨季のセリエAはインテルが2位ミランに19ポイント差をつけてリーグを制している。補強も成功させ安定感のある王者を破るのはどのクラブになるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部