佐賀県、衆議院選挙と全国障害者スポーツ大会重なり体育館が開票所に使えない…代替施設探し急ぐ
15日公示、27日投開票の衆院選が迫る。佐賀県内は、26~28日に各地で開かれる全国障害者スポーツ大会(全障スポ)と投開票日が重なり、これまで選挙の開票所として使われてきた体育館などが競技会場となっている自治体では、代替施設探しなどの対応を迫られている。
車いすバスケットボールの会場になっている唐津市文化体育館は、衆院選などで開票所として活用されてきた。市選管の担当者らは今夏から「総選挙の開票とバッティングするかも」と懸念していたといい、「多少手狭になっても滞りなく作業を進められる場所を近く決めたい」と話す。
嬉野市は、2022年の参院選、知事選で開票所に使った市中央体育館がボッチャの会場になっているため、利用できない。市選管は協議を重ね、中学校の体育館を開票所にすることを決めた。ただ、ボッチャに30人の職員を配置するため、新たに投票所での人手不足も心配され、担当者は「人材派遣会社から10人ほど採用し、支障が出ないようにしたい」と述べた。
基山町でも、これまで開票所として使ってきた町総合体育館で卓球競技が行われるため、代わりの場所として町民会館などを検討している。
ソフトボール会場になっている太良町は、町中央公民館視聴覚室が競技結果などを集計する記録本部になる。27日は開票所としても使う予定で、同じ施設を昼と夜で使い分けることになる。町の担当者は「14日の国スポ終了後に開票所としてのレイアウトを詰め、万全を期したい」としている。