世界脳卒中デーをＰＲする卓上ライト（向日市寺戸町・ピノス洛西口）

　京都府乙訓地域を中心に運動療法に取り組む医療機関とフィットネスクラブのメンバーが、10月29日の世界脳卒中デーを知ってもらおうと、卓上ライトを製作した。 　ライトはA5サイズ。世界脳卒中機構のシンボルカラーのインディゴブルーにちなみ、青の発光ダイオード（LED）で、アクリル板の世界脳卒中デーの英語表記を照らす。 　洛西ニュータウン病院（京都市西京区）などシミズ病院グループを運営する医療法人清仁会渉外課の北園高嶺係長が発案。フィットネスクラブ「ピノス洛西口」（京都府向日市寺戸町）の前田貴司店長らとともに10個作成し、日本脳卒中協会（大阪市）をはじめ、京都市や向日市の病院や企業6カ所に設置した。 　洛西ニュータウン病院など7医療機関はピノス洛西口とともに、医師の処方箋に基づく運動療法に取り組んでいる。前田店長は「ライトが利用者との会話につながり、運動の大切さが伝えられる」と話す。北園さんは「脳卒中は本人と家族の人生を変えてしまいかねない重い病気。考えるきっかけになればうれしい」と期待している。