<ソムタム田井のコスプレリポート>バニーの「ブルアカ」レイヤー インパクト大の胸元は“自前”で再現
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】美女レイヤー 全部バニー! 刺激的 写真を一挙に
8月に名古屋で開催され、3日間で約25万3700人が来場した世界最大規模のコスプレの祭典「世界コスプレサミット2024(WCS、コスサミ)」で撮影、インタビューした、バニースーツを着こなすコスプレーヤー、雪菜アリアさん、結塚ゆいこさん、りんねさん、すいめろさんを紹介する。
昨今のゲーム作品では、キャラクターに複数の衣装が用意されていることが多く、その中でもバニースーツは人気の高いコスチュームの一つ。アニメ作品のヒロインの場合は、イラストやフィギュアでバニースーツを着たバージョンの商品が発売されるケースがあり、それらのコスプレでイベントに参加するレイヤーも多い。
体のラインがはっきり分かるデザインのため、きれいに格好よく着こなすには体づくりが不可欠だが、今回、取材に協力してくれた4人には、そうしたトレーニング以外にもこだわって取り組んだポイントがあるという。
「注目していただきたいのは、シリコンバストなどを使わず、自前で再現した“アスナの胸”です。胸元のほくろも忘れずにちゃんと描いています」(「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」一之瀬アスナ/雪菜アリアさん)
「今回初めて、ロングウイッグの制作に挑戦しました。こだわったのは原作と同じ位置にハイライトが来るよう、髪の色味を調整したところです。それと、小道具はできるだけ自作で用意するようにしているのですが、今回は頭上にある輪っか状の装飾“ヘイロー”の制作に失敗してしまって……。よりクオリティーの高いものを作れるよう、もっと精進します」(「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」飛鳥馬トキ/結塚ゆいこさん)