涙を浮かべ…山小屋守る“100歳初代女将”「今が一番いい、うれしい」今も現役で3代目の孫夫婦支える
料理の下処理を担当
よしのさんは足腰が弱り、以前のようには働けないが、ジャガイモの芽を取るなど下処理を担当している。 高相よしのさん(100): 「大変だけど、私やらないと他の者は動くから、私は動けないから(笑)。じっとしてる仕事なら手伝えるから」 次はタマネギの皮むき―。 高相よしのさん(100): 「みんなむくの?」 則子さん: 「そこにあるのは全部お願いします」 高相よしのさん(100): 「(笑)」 よしのさんが下処理をした野菜は、人気メニューの「ボルシチ」やパンで包んだホワイトシチューに使われている。
よしのさん「今が一番いい、うれしい」
100歳になっても貢献できていることに、よしのさんはー。 高相よしのさん(100): 「今が一番うれしい。何を言われても今が一番いい。『邪魔だ邪魔だ』と言われながら座っていれば何でもできるから」 仕事が一段落すると、趣味の編み物をしたり、新聞を読んだりー。 則子さん: 「メガネかけないで見えるからね、すごいんだよ」
よしのさん「うれしい(涙)」
先代(2代目)の妻・妙子さんは体調を崩しており、3代目夫婦にとって、よしのさんは心強い存在だ。 則子さん: 「とてもじゃないけど(初代・2代目女将の)二人は超えられませんので、なんとか守っていくだけっていうのを心がけています」 3代目の決意にー 高相よしのさん(100): 「うれしい、それこそうれしい(涙)」 則子さん: 「泣いちゃった、泣いちゃったじゃん(笑)」 高相よしのさん(100): 「涙で新聞読めねえ」
働き続けることが健康の秘訣
夫と築いたヒュッテを守る100歳の初代女将。 皆に頼りにされ、働き続けることが健康の秘訣(ひけつ)のようだ。 初代女将・高相よしのさん(100): 「(何歳まで?)(笑)。いま2、3年、2年ばかりと思ってる、自分じゃ。2年頑張れるかなと思ってる。お客さんと接しながらね、ジャガイモの芽を取りながら、タマネギの皮でもむきながらね」 (長野放送)
長野放送