50年後には資産が32倍!? 20代のパパママこそ新NISAをやるべき「2つの大きなメリット」とは
20代向けの新NISA投資戦略
このところ、毎日のようにテレビや雑誌で特集が組まれている新NISA。興味はあるけれど、まだはじめの一歩を踏み出せていない、始めてみたけれど「本当にこれでいいのかな」とモヤモヤしている、そもそも新NISAのことがさっぱりわからない!……そんな人たちに向けて今話題となっている一冊が『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』です。 図表付きで徹底解説!【夫婦で新NISAを最大限活用する方法】子どものためにできるベストな資産運用は? 著者は、YouTube登録者数70万人超えの元銀行員、小林亮平さん。新NISAの始め方から、おすすめの商品、知っておきたい意外な落とし穴などを、知識ゼロの人にもわかりやすくイラストや図解を交えながら解説しています。今回はその中から、20代向けの新NISA投資戦略についてご紹介します!
若いうちに新NISAを始めるのは大きなメリット
ここからは、年代別の新NISAにおける投資戦略について解説します。まず20代と若い人向けの戦略を紹介しますが、新NISAはその年の1月1日時点で18歳以上であれば始められるので、大学生の方なども参考にしてください。 はじめに、20代は新NISAで大きなメリットを享受できることを知っておきましょう。「投資は若いほど有利」とよく言われますが、早くから投資を始めると、それだけ長く運用を続けることにより、複利効果も大きく期待できます。この話については、投資における「72の法則」が有名です。 お金が2倍になる期間が簡易的に分かる計算式で、「72÷金利≒資産が2倍になる年数」となります。分かりやすくイメージするために、投資の年間の利回りを7%と仮定すると、「72÷7≒10.3」で、約10年間の運用で資産が2倍に増えます。 つまり、若い人で新NISAの運用期間が50年あったとすれば、10年後には元本から計算して2倍、20年後には4倍、30年後には8倍、40年後には16倍、50年後には32倍にも資産が増えることが期待できるのです。ただしこれは、年間7%の利回りが前提ですが、全世界株式の約35年間の平均利回りは年7%程度だったので、そこまで非現実的なシミュレーションではないでしょう。 その上で、新NISAは非課税期間が無期限となったので、この50年間の運用で得た利益もすべて非課税で受け取ることができます。そのため、20代の方こそ運用期間を考慮すると、新NISAを最大限に有効活用できると言えるでしょう。 ちなみに、大手銀行の普通預金の金利は年0.001%なので、資産を2倍にするには約7万2000年もかかります。したがって、お金を増やすには預金ではなく、新NISAのような投資をしていく必要があることを実感できますね。 また、20代から新NISAを始めるもう1つのメリットは、お金に関する知識を身につける良いきっかけになることです。実際に投資を始めてみることで、株価や為替などの経済情報に関心を持つようになるかもしれません。投資を通じて経済の仕組みを知っておけば、仕事にも役立つことがあります。 あるいは、投資でお金が増える経験をすると、思った以上に嬉しくなり、もう少し投資額を増やしてみたいと考える人もいます。そうなると、自分がどれくらい貯金しているのかを調べてみたり、もっと節約はできないかと意欲も湧いたりするはずです。これにより、節約・貯金・投資の好循環が生まれるようになり、資産は加速度的に増えることも期待できます。 さらには、ニュースでもしばしば話題になる、若者を狙う投資詐欺の予防にもつながるでしょう。たとえば月利、つまり毎月の利回りで5%は見込めるなどのセールストークを聞いたらどう思うでしょうか。仮に100万円を投資したら毎月5万円、年間でなんと60万円も利益が出てしまいます。 しかし、ここまで投資の基礎知識を学んだ方なら、明らかに利回りが高すぎると感じるでしょう。資産運用の王道とも言えるインデックス投資で、期待できる利回りが平均で年5%程度ですからね。 そのため、若いうちから新NISAを始めれば、投資におけるまっとうな利回りの水準が分かり、投資詐欺に引っかからない判断力が持てるでしょう。 ※本記事は書籍『イラストと図解で丸わかり!世界一やさしい新NISAの始め方』より抜粋しております。記載内容は、書籍が発売された2024年3月現在のものです。
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