「純のためにも必ずパリに行く」大怪我で無念の代表不参加、遠藤純にGK山下杏也加がエール!「『もう席はないよ』くらいの良いサッカーをすれば...」
所属クラブでの練習で負傷
なでしこジャパンは2月15日、パリ五輪・アジア最終予選の北朝鮮戦に向けた国内キャンプ3日目のトレーニングを実施。GK山下杏也加が練習後、怪我のため代表不参加となった遠藤純に言及した。 【PHOTO】パリ五輪アジア最終予選、北朝鮮との2連戦に挑む日本女子代表招集メンバー22名を一挙紹介! 日本サッカー協会(JFA)は同日、メンバーに名を連ねていた遠藤が怪我により不参加になると発表。所属するエンジェル・シティ(アメリカ)によると、練習中に負傷し、検査の結果は左膝前十字靭帯損傷だという。 左サイドバックや左ウイングバックを務める主力選手が不在に。山下はこの現状に触れ、「誰が左サイドバックになっても問題ないと思いますし、(遠藤)純の良さがチームから失われたのはチームとしてはでかいですけど、純のためにも必ずパリに行く必要があると思います」と語った。 続けて、遠藤に対して「長期離脱ですけど、あの子も若いので全然、次(の五輪)も目ざせる年代」としたうえで、こうエールを送った。 「実際に一緒に戦ってきた仲間。純がもう一回、なでしこに帰ってきたいと思うぐらい良いサッカーをしたい。少しプレッシャーというか、すぐに帰って来れるような空気感よりは、『もう席はないよ』くらいの良いサッカーをすれば、あの子のモチベーションにもなるのかなと思います」 日本は今年7月に開幕するパリ五輪の出場権を懸けて、北朝鮮とホーム&アウェー方式で対戦。2月24日に第1戦(会場未定)、同28日の第2戦(国立競技場)を戦い、2戦合計スコアで相手を上回れば、本大会出場が決まる。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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