第2次石破内閣発足へ 石破総裁を第103代内閣総理大臣に選出 地元・鳥取から期待の声と厳しい目
山陰中央テレビ
特別国会が11日に召集され、総理大臣指名選挙で自民党の石破茂総裁が第103代総理大臣に選出されました。11日中に第2次石破内閣を発足させます。 10月の衆議院選挙を受けて、11日に召集された特別国会。衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われ、このうち衆議院では…。 衆議院・額賀議長: 過半数を得た方がおりません。石破茂くん、野田佳彦くんにつき、決戦投票を行なわなければいけません。 与党が過半数を割り込んでいることから1回目の投票で決着がつかず、自民党・石破総裁と立憲民主党・野田代表の2人による決選投票に移りました。決選投票は、1994年以来30年ぶりです。そして午後4時過ぎ…。 額賀議長: 決戦投票の結果、石破茂くんを衆議院規則第18条第3項により、本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました。 石破総裁221票、野田代表が160票で、自民党の石破総裁が第103代内閣総理大臣に選出されました。 これを受け地元鳥取では…。 鳥取県民: ほんと!うれしい!地元から出た方なので、本当に頑張っていただきたいと思います。 鳥取県民: 石破さんだったら任せて頼りがいがあると思います。頑張ってください。応援しています。 ただ1か月前に選出された時のように歓迎ムードだけでなく、厳しい目も向けられています。 鳥取県民: (早期解散について)最初に言っていたことと違うなと思っていた。これまで与党が過半数を占めていたので、それが変わって政治もどんどん変えていかなければいけないのかなと思っています。 鳥取県民: とうとう総理大臣かと、感慨深い所もあるとといえばあります。(過半数割れは)仕方ないとしか言いようがない。もうやるしかないんだから。 自民党鳥取県連の幹部もこうした声を受け止めつつ、政局の安定化に期待を込めました。 自民党鳥取県連・斉木正一幹事長: 厳しい状況の中で、再度総理になられたことは心からおめでとうを申し上げる。地方の創生、我々鳥取県を含めた田舎の活性化にぜひ取り組んで頂きたい。国民からは、石破総理じゃなきゃだめという声が8割近くあるので、期待に応えることが一番だろうと。そうすると長期政権なるかもしれない。国民の支持をもらうということが一番だろう。 総選挙で与党過半数割れを喫し、少数与党で厳しい政権運営が予想される石破政権。第2次石破内閣は、11日夜にも発足する見込みです。
山陰中央テレビ